
引用:メガバスHP
こんにちは。釣りの神様です。
さて今日は、落ち鮎シーバスの攻略方法(時期、ポイント、タックル、ルアー)について徹底的に書いていきたいと思います。
今回書いていきたいと思ったのは昨シーズンで落ち鮎シーバスについてある程度攻略できたと実感を持てたからです。
ちなみに落ち鮎シーバスに初挑戦したのが4年前。釣果はシーズン後半しかしなかったせいか2本だけでした。
それが昨シーズンは私一人で47本(ランカー18本)。
ここの3人合わせて121本(うちランカー29本)を上げることができました。

かなり丁寧に書いていきたいと思います。
是非読んでみてください。
そして実践してみてください。
そしてわからないところがあったら質問してください!!
丁寧に答えます!!!
こんな方におすすめ
- 落ち鮎パターンに興味がある人
- 落ち鮎パターンに挑戦したいけどよくわからない人
- チャレンジしているけど中々釣果に繋がらない人
- 落ち鮎パターンでランカーシーバスを釣りたい人
Contents
落ち鮎パターンとは
まず初歩的な話です。
落ち鮎パターンとは何でしょう?
基本情報
落ち鮎パターンとは産卵で体力を失った鮎を捕食するシーバスを狙うゲームのこと
適当な写真がなくて申し訳ないですが、これは昨シーズン釣りをしていて発見した落ち鮎です。
これは20cmないくらいの鮎でしたが大体15~20cmくらいの個体が主です。
メモ
シーズン後半の大型の鮎を食べに来るシーバスは絶対的に大型が多く、ヒットすれば最低60cm大型になると90~100cm超えの個体も釣れるようになります。
落ち鮎パターンのシーズンは
落ち鮎パターンはその名の通り、落ち鮎がいる時に成立する釣りです。
では鮎はいつ落ちるのでしょうか?
鮎が落ちる契機って何だと思いますか?
正解は水温です。
一般的には水温20℃を基準としてそれより水温が下がると鮎が落ち始めると言われています。
時期とすれば地域に寄りますが北陸地域ならば9月下旬ごろです。

水温15℃を下回ると鮎は落ちきってパターン終了です。
時期とすれば11月下旬〜12月上旬ごろです。

私たち始め?、落ち鮎のプロはみんなこの頃水温計を常備しています。
エントリーして水温を測ってから釣りをする。皆さんも効率的に釣果を上げるために是非!!
ちなみに鮎が落ちるのは夕まずめから夜中にかけてなのでナイトゲームが主流ですがデイゲームでもシーバスはヒットします。
ナイトをメインとしつつ、デイゲームもチャレンジしてみてください。
むしろデイゲームで地形変化を頭に叩き込むことが重要だと思います。
落ち鮎パターンが成立するポイントは
パターンが成立する時期はわかりました。
では次、どのポイントでパターン成立するかです。
ケーススタディ
じゃあ皆さんに質問です。次の写真で落ち鮎パターンの狙いどころはどこでしょう(下流側は上です)?

引用:グーグルマップ
わかりますか?
真ん中に中洲がある変化に富んだポイントですね。
それでは正解です。
このオレンジで囲んだ範囲がパターン成立の可能性的が高いと思われます。
なぜでしょう?
よく見ると真ん中の中州の終点は瀬が発達しているのがわかります。
基本情報
瀬とは水深が浅くなって白波が立っているような場所です。浅いため日光が良く通り藻が生えます。藻が生えることから魚や水生昆虫の餌場にもなりますし魚の産卵場所にもなります。
瀬について図解したわかりやすいサイトがありましたのでご参照ください。
話を戻します。
瀬が発達しておりそこを通過する水がそのまま対岸にぶつかります(黄色矢印部分)。
そして一気に川幅が狭くなります(オレンジ矢印部分)。
つまり、オレンジ囲み部分は水がぶつかるため川底がえぐれ、深い淵が発達しているのがわかります。
瀬から一気に急進な淵へつながるこのポイントこそ落ち鮎パターン成立可能性が高い場所と言えます。

瀬で鮎が産卵します。
そして力をなくし、流れに流され淵にぶつかります。
深場で待ち構えていたシーバスに捕食される。
こう行った流れが想定できるのです。
シーバスは、この瀬の近くの淵で待ち構えていることが多く(=水深に変化が大きい)、ランカーシーバスになるとほぼ浅場には上がってきません。
淵でじっと待ち構えている個体が多い。経験上そう言えます。
特にこの場所は変化に富んでいるので流れのヨレや反転流も発生していると思います。
淵に加え、そのようなヨレを攻めると間違いなく釣果に繋がるでしょう。
どう攻めるか(立ち位置の考察)
ではこのポイントでどのように立ちますか(釣り座設定)?
考えてみましょう。
・
・
・
わかりましたか?
私の答えはこうです。
エントリーが簡単そうな順に番号を振ってみました(キャスト方向が黄色実線。ルアーを流す(後述します)方向が点線方向)。
まず①ですが、川幅が絞れている部分淵部分を対岸からウェーディングで可能な限り近づいて流していく方法。
②は淵がある対岸で足元にキャスト(落とすだけでいい)してそのまま下流に流す方法。
③はちょっと危険を伴いますが、中洲にウェーディングで入って、淵方向にキャストして流していく方法。
この3つです。
いずれも淵を攻めます。瀬にキャストしてナチュラルに淵に落とすやり方でもOKデス。
私の答えが全てではないですが、オーソドックスな戦法はこの通りではないでしょうか?
あとは現地を見て臨機応変に立ち回ると行ったイメージです。
ちなみに落ち鮎パターンは川に堰がない限り河口から10km上流でも成立します。
こんなところで?!と思う場所でシーバスが釣れると面白いですよ!
ちょっとポイントをまとめます。
ポイント
落ち鮎パターンが成立しやすいポイントは、瀬が近くにある淵といった水深・水流に変化が富んだ場所(特にシーバスは河口から遡上してくるため、河口から第一の瀬がある場所は一級ポイント)。
落ち鮎用ルアー最強5選
シーズン、ポイント選定まで解説が終わりました。
それではお待ちかねの落ち鮎用ルアー最強5選を発表します。

基本的に120mm~170mm程度のミノーを中心にフローティング・シンキングを混ぜながらルアーを構成します。
ではランキング発表いってみましょう!!
5位:フランキー120F(ロンジン)
フランキーは、流れの強い河川から干潟などの広大なシャローエリアを広くカバーし、効率よく探るためのサーチベイトとして開発されたシャローレンジ専用ミノー。フランキーの潜行深度は水面直下から60cm。潮の干満による潮位の変化や、リアクションの変化に素早く広く対応するためのレンジ設定です。水掻きが強くアピールの大きな泳ぎでありながら、ボディシェイプとウエイトバランスの絶妙なバランスを追求することで、強い流れに対してもリップレスミノーのように水を受け流すことで引き重りなく巻いてこられる使い勝手の良さと、シーバスを魅了するハイアピールアクションというふたつの要素を両立。それぞれ大きさの異なる高比重タングステンウェイトボールを4個使用し、更に移動玉を固定するためにマグネットを装着する事で、安定した抜群の飛距離とハイアピールで切れのある泳ぎを同時に実現しました。
引用:ロンジンHP
Length | 120mm |
Weight | 20g |
Price | 1,900円(+tax) |
【釣りバカ道場の評価】
総合評価 | |
釣れる度 | |
飛距離 | |
使い易さ | |
手に入り易さ | |
コスパ |
第5位はロンジンのフランキー120です.
一昔前、落ち鮎用のルアーと言えばこのフランキーを挙げる人が多かったと思います。
最近は150mm前後の大型ミノーが主流となってはいますが、このフランキー120は重量も軽く飛距離も稼げ、疲れない万能ルアーとして我々の仲間内では非常に重宝しているルアーです。
一つルアーボックスに入れておいて損はないルアーだと思います。
2019年発売されたフランキー145より使いやすいですよ!
4位:カゲロウ124F(メガバス)
KAGELOU124はランカーハンター久保田剛之プロデュースによるシーバス用シャローランナー。大きく切られたダーターカップで水を強く押し動かしつつ、リトリーブスピード低~中速域では微細なナチュラルロールアクションが警戒心の高まったシーバスをバイトへと誘い、中~高速にスピードアップさせるとアピール力のあるスライドを伴ったロールアクションへと移行する可変アクションを採用しました。シャローエリアに差す大型シーバスを狙い撃つために、潜行深度は0~20cmに設定。また、ウエイトシステムには新開発のLBOⅡ(PAT.)を採用。 LBOをシャフトレス化し、更なる重心移動効率の向上と低重心化を実現したシステムにより、驚異的な飛距離と圧倒的な泳ぎ出しの良さを誇ります。
引用:メガバスHP
Length | 124mm |
Weight | 22g |
Price | 2,530円(in tax) |
【釣りバカ道場の評価】
総合評価 | |
釣れる度 | |
飛距離 | |
使い易さ | |
手に入り易さ | |
コスパ |
カゲロウシリーズはシャローランナー系のミノーとして絶対と言っていいほど持っておいてほしいルアーです。
商品説明にもある通り、潜航深度は0~20cmです。
瀬の上でも通せます。
しかもめちゃくちゃ釣れるルアーの一つ。
フランキー120と同じく軽量なのでキャスト疲れもないためオススメするルアーですね。
3位:メガドッグ(メガバス)
MEGADOGはメガバスが誇る稀代の名作、DOG-Xのポテンシャルを異次元のレベルまで高めた対モンスターシーバス用のスペシャルウェポンです。コノシロやボラといった大型の魚を水面に追い込んで捕食する巨大シーバスを想定し、常識的範疇を超越した強烈なインパクトとアピール力を装備。また、ビッグサイズでありながら引き抵抗は極めて軽く、リーリングだけでベイトが逃げ惑うスライドアクションを演出できるセッティングは、アングラーの負担を軽減。ビッグベイト・トップウォーターゲームの醍醐味を存分に味わって頂けるメガサイズペンシルベイトです。
引用:メガバスHP
Length | 220mm |
Weight | 130g |
Price | 3,800円(+tax) |
【釣りバカ道場の評価】
総合評価 | |
釣れる度 | ランカー限定 |
飛距離 | |
使い易さ | |
手に入り易さ | |
コスパ |
落ち鮎パターンでメガドッグを投げている人ってあまり聞いたことも見たこともないんですがこれが釣れるんですよ笑
飛距離が出ないので狙いポイントに届く距離までエントリーできることが大前提なんですが出ればかなりの確率でランカーをゲットできます。
ナイトゲームもラインテンションを若干張った状態で流す感じでOKです。
メガドッグについては記事化しているのでこちらも読んでみてください!
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2位:ジョイクロ178(ガンクラフト)
通常のリップ付ルアーでは、リップで水の抵抗を受けることにより、ウォブリングやローリングといったアクションを生み出します。しかし、このリップレスルアー「鮎邪・ジョインテッドクロー」は、既存のルアーには存在しない、と言うよりも「出すことのできなかった」、S字の軌道を描くアクションをただ巻くだけで演出します。この「S字アクション」は、バスに強烈なバージンインパクトを与え、かなり離れたスポットからでもバスを呼び寄せて、バイトに持ち込むことを可能にします。また、この動きはバスの捕食本能を駆り立て、一度や二度ミスバイトした魚も再び襲いかかるといった、ルアーを完全に「獲物」として捉えているかのような、反応を示させることに成功しました。
引用:ガンクラフトHP
Length | 178mm |
Weight | 約57g |
Price | 4,572円(+tax) |
【釣りバカ道場の評価】
総合評価 | |
釣れる度 | |
飛距離 | |
使い易さ | |
手に入り易さ | [star34] |
コスパ |
今年新たに取り入れたこのジョイクロ178シリーズ。
フローティングも釣れますが、スローシンキングを淵に漂わせるとランカー確率がかなり上がりました。
自分の昨シーズン釣果である47本(ランカー18本)のうちこのジョイクロでランカー8本を取ったくらいです。
ただし!!根掛りで4個ロストしました(泣)。
それでもキャストしてしまうとても優秀なルアー。
是非試してほしいルアーです。
1位:カゲロウ155F(メガバス)
ランカーハンター久保田剛之プロデュースによるカゲロウシリーズの第3弾がカゲロウ155F。シーバスが表層を意識し、ボラや落ちアユ、コノシロ等の大型ベイトを捕食する状況でボリューム感のあるハイアピールボディが最も効果を発揮。大きく切られたダーターカップは水を受ける表面積の拡大により更に水を強く押し動かしターゲットへ猛烈にアピール。アクションはオリジナルサイズと同様、低~中速リトリーブで微細なナチュラルロール、中~高速リトリーブでアピール力のあるスライドを伴ったロールへと移行する(可変ロールアクション)を生み出します。カゲロウ155Fに搭載したLBOⅡは、ボディの大型化に伴い、ウエイト本体およびバランサーシャフトを新たに設計。カゲロウ124Fと比較してウエイト本体重量を2倍以上も増加させています。圧倒的質量を持つ新開発のベアリング内蔵ウエイトがキャスト時に瞬間移動!強力な推進ベクトルを発生させ、驚異的な飛距離を叩き出します。アクション開始時にウエイトは瞬時に前方のネオジム磁界に誘導・固着され、スイミングモードへと移行。リーリングの瞬間から即座にアクションを始動する圧巻のレスポンシビリティと異次元の飛距離を誇るカゲロウ155Fは対モンスターシーバス仕様・究極のマグナムシャローランナーです。
引用:メガバスHP
Length | 155mm |
Weight | 39g |
Price | 2,970円(in tax) |
【釣りバカ道場の評価】
総合評価 | |
釣れる度 | |
飛距離 | |
使い易さ | |
手に入り易さ | |
コスパ |
昨シーズン爆発したのがこのカゲロウ155Fでした。
こいつも基本的に124Fと同様のレンジを刻むんですが何しろ釣れる。
流すだけで釣れる。
特にどチャートが本当に釣れるんです!!
絶対持っておいてほしいルアーです。
変にアクションは入りません、流すだけで釣れます。
ルアーの動かし方は
ルアーは基本的に動かさなくていいです。
流れに任せて糸ふけを回収するか、ひたすらベールを返してサミングしながら流していくか。
いわゆるドリフト釣法です。
ラインを川面につけてしまうとどうしてもそちらにルアーが流れていってしまうのでラインをできる限り水面に付けない意識も重要です。

タックルの選び方
ルアー選択と一緒なくらい大事なのがタックル(特にロッド)の選び方。
川の本流筋でランカーを掛けたことってありますか?
5kgくらいの魚がめちゃくちゃ早い本流に乗ったらとんでもない引きになります。
m、mlクラスじゃ上げれないと思います。

ですから最低MHクラスのロッドを選択してください。
あとはポイントに応じてロッドの長さを選択すること。
私は比較的大河川で釣ることが多いので10ft弱が多いです(あまり長すぎるとウェーディングの時にキャストし辛い)。
リールはシマノで言う4000XGクラスでOK。3000MHGでも大丈夫です。
終わりに
落ち鮎パターンはシーバスの秋の3大パターンの一つであり、ランカーに近づけるチャンスでもあります。
ポイント選定さえ間違わなければ初心者の方でも比較的簡単に釣れると思います。
今回のまとめ記事が皆さんの釣果に繋がればこんな嬉しいことはないです。
また、河川の釣りはウェーディングを伴う場合が多いので安全第一でお願いしますね!!
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