こんにちは。釣りの神様ですよ!
先日、ウェーディングの危険性について記事にしました。
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【装備・心構え】危険なウェーディングを安全に楽しむための2つのポイント(入門・初心者必見)
こんにちは。釣りの神様です。 今日は、危険が一杯だけどめちゃくちゃ面白いウェーディングを安全に楽しむためのポイントについて書いていきたいと思います。 ウェーディングってみなさんご存知ですか? ウェーデ ...
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この記事を書いている時に我々の本当に危ないと感じた(死を意識した)瞬間を書いていったら面白いんじゃね?と思いました。
冗談ではなく、実体験に基づいたほうが皆さんに伝わると思うし、自分たちへの戒めにもなると思い。。。
ということで不定期ではございますがシリーズといて書いていきたいと思いますね。
ショアジギングにハマっていた時の話

当時、ショアジギングにハマっていた私は、少しでも沖に出れるかつ竿抜け(手付かず)ポイントを探していました。
みんなの海図は海岸線に沿って水深がどうなっているかわかるサイトです。無料の会員登録が必要だけど便利なので活用してみてね!
グーグルマップとみんなの海図(水深がわかるサイト)を睨めっこしてそんなポイントを探します。
5月の春の青物シーズン最盛期、ある離岸テトラを探し当てました。

引用:グーグルマップ
こいつがその離岸堤です(もう二度と近づきたくない・・・)。

これは行けるはずとウェーダーを持ってポイントへ直行しました。
離岸堤に乗る段階で浸水
現地に到着し、ウェーダーに着替えます。
装備はウェーダーにライフジャケット、ショアジギングロッドとシーバスロッドの2本体制、そして背中にランディングネット。
極力持ち物は少なく意識しましたがどうしても欲が出てしまいこんな格好に。
現場に行くと、離岸まで5m程度。
離岸まで最短で渡れそうなところを進みます。
ここで問題発生。
いきなり深い!
もう胸くらいまでありそう。

これが運の尽き。
離岸になんとか手をかけよじ登ろうとしましたがコケで滑り落ちました。
ここで足元にちょっと溜まるほどの浸水。
諦めず2回目チャレンジ。
なんとかよじ登ることに成功。
テトラが巨大かつ乱雑
なんとかよじ登ったものの、ハッと気づきました。
このテトラ・・・
でかい・・・。
しかも登りにくい形状。。
しかも!!
テトラ間の隙間が大きい。。
そして高い。。。

またも恐怖が襲ってきて帰ろうかと思って振り返った瞬間。
おっさんたちが集まってきてニヤニヤしているのが見えました。
ここで引き返すなんて屈辱はない。
行くしかない。
と。
高いところをよじ登っていきます(高いところで5m以上)。
片手にロッドを2本持ち、足に水が溜まった動きづらい態勢でテトラ間を時には飛んで渡ったり。
10分くらいかかったでしょうか。
やっと沖側のテトラへ到着。
沖側のテトラが波で崩壊
ここでまた問題。
沖側のテトラが波の浸食で崩壊し、ただでさえ乱雑に積んであるテトラが崩れているのです。
キャストスペースを見つけようと思いましたがない。遂にコケも多くここで無理と判断。

最大難関:帰れない
結局怖気付いて帰ることを選択した私ですが、最大の難関はここからだったのです。
また来た道を記憶を頼りに帰ろうとします。
低い位置からまた登ります。
そして頂上からまた下に降りようとした時、帰るルートがわからなくなりました。
巨大テトラが隙間がかなりある様に積んであることを想像してみてください。
しかも身軽でない状態。
行き(登り)では行けたルートが帰り(降りる)の段階だとかなり難易度が上がるのです。
行きでジャンプで飛び乗った箇所もありました。
そんなポイントを勢いを付けて飛び降りないといけない。
しかもテトラの間5m下は波が砕けている状態。
もし落ちたら恐らく吸い込まれて死ぬでしょう。
一気に血の気が引いて焦っている自分がいました。
深呼吸して迂回ルートを探します。
行っては戻りを繰り返し、結局最初のルートがまだリスクは小さいと判断。
思い切って飛び移りました。
何とか着地は決まり、このような難関を3箇所程度くぐり抜けてなんとか戻ってこれたのです。

終わりに
竿抜けポイントは理由があって竿抜けポイントなのです。
目の前の釣果を追い求めるために時として我々はリスクを冒します。
ただそのリスクが許容範囲内なのか、リスクが顕在化したとしてもカバー可能なのか。
その点をしっかり認識・測った上でチャレンジする必要があります。
皆さんもチャレンジしようとすることがどんなリスクを孕んでいるか今一度考えてください。
そして勇気ある撤退も時には必要なのです。
また別の機会がある。また別の方法がある。
たかが釣りなんです。家族がいて自分がいて楽しめる釣り。
そこをお互いしっかり認識して釣りを楽しみましょう!!