こんにちは。釣りの神様です。
今日は2020年のシマノ新作の一つ20ツインパワーについてどこがどう変わったのかを分析したいと思います。

こんな方におすすめ
- 20ツインパワーに興味がある人。
- 20ツインパワーを購入予定の人。
- シマノが大好きな人笑
20ツインパワーはどこが変わったのか?
今回発売になる20ツインパワーは約5年ぶりのモデルチェンジとなります。
一体どんなところが変わったのでしょう?
金属ローター×HAGANEボディ。さらに質実剛健の極みへ。
誕生以来、30年の歴史を積み重ねてきたツインパワー。今作には、長年追い求めてきた質実剛健の理念を結集し、たわみや歪み・ネジレを抑制する金属ローターを搭載。HAGANEボディとの組み合わせにより、過剰なまでの剛性感と耐久性を獲得した。さらに、剛性に優れた金属ローターは、ステラを彷彿とさせる安定した巻き心地を生み出し、永続的に滑らかなリーリングをも可能にする。それだけではなく、新たにロングストロークスプールを採用したことでキャスト性能も向上。あらゆるシーンで信頼をおいて使い込めるタフな一台へと進化を遂げ、新たな歴史をスタートさせる。
引用:シマノHP
①外観
これが15ツインパワーの外観です。
シルバーボディに一部分だけ金色アクセントのどちらかというとシンプルなデザイン。
飽きがこないイヤラシサのある意味ないモデルでした。
では20ツインパワーはどうなったでしょう?
若干灰色がかったシルバーをベースにスプールは金色を大胆に配色しています。
19ステラSWのような鉤爪?みたいなデザインがスプールに入っています。

②性能面の改善
一番注目の性能面の改善ですが、やはりポイントはボディ材質の変更ではないでしょうか。
今回の20ツインパワーのボディはなんと金属ボディです。
15ツインパワーがカーボン素材だったので剛性が非常に高くなったことがわかります。
シマノHPによると同一荷重を掛けた際のローター変形量が約6割軽減されるということ。
とんでもない数字です。
メモ
ボディの剛性はリールにとって大事な要素です。耐久性は勿論、フッキングやドラグ性能にも影響してきます。剛性が弱いとすぐ撓んでしまうので設定ドラグでラインが出ないなど、釣果を左右する可能性があります。


この点調べてみると、同一モデルでは
15ツインパワー(a) | 20ツインパワー(b) | 増減(b-a) | |
C3000XG | 245g | 215g | ▲30g |
4000XG | 295g | 260g | ▲35g |
なんと全モデルで30g程度の軽量化を達成しています。
1割強の軽量化ってものすごい。
勿論、ロッドとの相性で持ち重りが出る可能性はありますが、長時間の釣行でも苦にならないレベルです。
その他の機能面の改善としては19ステラシリーズにも搭載されている
- マイクロモジュールギア2
- サイレントドライブ
を採用しています。

マイクロモジュールギア2

サイレントドライブ
剛性を高め、軽量化を達成し、そしてギアの改善によりステラに迫る巻きの滑らかさを手にしているのが20ツインパワーと言えます。


あとはロングストロークスプールの採用も特筆すべき点です。
19ステラでも採用されているこのロングスプール。
ライン放出の際に摩擦が少ないことから飛距離アップが狙えます。
シマノHPによると3000番程度の約5パーセントの飛距離アップが達成できたとのこと。

③ラインナップ
基本的に15ツインパワーと同じですが、1点15ツインパワーにはなかった5000XGモデルが追加されています。
本格的なショアジギングをされる方や磯でのヒラスズキに使えるモデルで待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?
私も前回のツインパワーシリーズで5000XGは欲しかったのですが発売されずSWシリーズで購入しました。
20ツインパワーは買いか?
ここまで20ツインパワーがどう変わったのか見てきましたがいかがでしたか?
巷の声では、XDとどう違う?みたいなネガティブな話も聞きますが私は買いだと思います。
何よりXDとは全く違うコンセプト。一緒にするのはちょっとどうかと思います。
ボディに金属を採用し圧倒的な剛性を得ただけでなく、徹底的な構造・部材見直しによる軽量化。
そして19ステラと同等となるギア構造を取り入れており、巻き心地も最高。
これが定価5万程度(実売3万円後半程度)ならば買いではないでしょうか?
ラインナップも2000~5000まで揃っているため、トラウト、バス、シーバス、エギング、ショアジギングまでこなせるモデルと言えるでしょう。
是非みなさんも釣具屋でまずは実物を触ってみてください。
必ずその良さがわかっていただけるのではないでしょうか。